第二話
しくじった・・・・・・
マネージャー生活3日目にして後悔した。
何で土日に休みが無いんだーーー!!!!!と言う事。
「何コレ・・・・・・物置?」
男子バレーボール部の部室を見て思った事だ。
ゴミやら着替えやらワケのわからんオモチャなどが散乱している。
「部室の掃除もやっといてくんない?チャン」
ニヤけ顔した部長の言葉にイラっとしながら頭にタオル巻いてマスクして箒片手に勇ましい姿のいで立ちの私。
私の読みは間違い無かった。
窓とドアを開け、ごみ袋を持ち、まずはゴミを捨てる所から。
絶対これってゴ○ブリ出そう・・・・・・
お菓子やパンの袋を捨てつつ、落ちてる洋服を拾ってひとまず机やベンチに置く。
床に物が無くなったので、机やベンチを移動し、掃き掃除・・・からの拭き掃除。
ついでにロッカーや色々な場所も拭き掃除
元の位置に戻して洋服を畳んでいく。
バサっ洋服の間から雑誌が落ちた。
まあ、いわゆるエロ本。
覗きたい衝動を抑え、服を畳んでいく。
名前の無い物は拾った当たりのベンチやテーブルに置く。
粗方片付いた所で時計を見ると、もうすぐ昼休憩だ。
それまで休んでも良いだろうと椅子に座りエロ本を広げた。
「お疲れー」
次々と部員が戻ってくる。
私も「お疲れ様でーす」と言いつつ女体鑑賞を続けた。
「何見て・・・・んだって!?」
「あ、エロ本です。落ちてたんで」
「「「「「なっ!?」」」」」
「やっぱり巨乳の方が多いんですね~。やっぱり大きい方が好きなんですか?」
「いや、俺らに聞かれても・・・」
「答え辛いんだけど」
「そうなんですか?」
「ちゃんは大きい方だから気にしなくて良いんじゃないの?」
「そうなんですかね~」
思わず自分の胸を見下ろす。
「確認すんな!!!」
「まあ、確かに良く揉まれますね」
「「「「「揉まれる!?」」」」」
「ええ、友達に」
(((((羨ましい!!!!!)))))
「というか、堂々と見てる女の子も珍しいよね」
「まあ、兄貴で慣れたというか」
「お兄さんいるんだ?」
「前にAV見てる所に帰宅して気まずい思いしました。あ、友達と見てただけですけど」
(((((ご愁傷さま!お兄様!!!!!)))))
「というか、これ、誰のです?」
「「「「「山本」」」」」
「ひ、卑怯な!?」
「あ、やっぱり」
「何で納得するんだ!!!!!」
「一番困ってそうだから?」
「「「「「ぶははははっ!!!!!」」」」」
「おまっ!だって十分変態だろ!」
「変態?そうなのかな・・・。まあ、褒めてもアイスは奢らせるよ?」
(((((鬼だ!!!それ以前に褒めて無い!)))))
2016/9/16