ハイキュー!!

木兎光太郎

1.何が原因か考えてみましょう

俺、木兎光太郎。

付き合って半年になるすげ~可愛いカノジョがいる。

って言うんだけど、めちゃくちゃカワイイ!!!!

「可愛いと思えるのは木兎さんだけだと思います」

って、赤葦や周りの人間は言うけど、可愛いったら可愛い!!

去年同じクラスで彼女に惚れた。

体育祭で一緒にリレーやったけど足早いし、ノート貸してくれるし勉強も教えてくれる。

(答えは教えてくんねえけど)

バスケ部で髪が短いのが嫌らしいけど、短くても可愛い。

アノ時に見える首筋がチョーーーエロい!!!!

体育とかで汗かいてるのを見るとヤバイ気持ちになるくらいエロく感じる。

「先生に目を付けられたくない」って理由で、校則通りのスカート丈も良い!

他の男に綺麗な足を見せなくて良いしな。

それを本人に言ったら「エロスケベバカ木兎!」って殴られた。

バスケで鍛えてるからか、結構キツイ一発だった。

三年になってからは、お互いインターハイに向けて部活三昧の日々で一緒にいる時間が無い。

だから授業の合間の休み時間に彼女に会いに行く事にした。

ー!」

彼女の教室の出入り口で大きな声で呼んでみる。

すると彼女は親友であると話をしていたが俺を見て視線を逸らした。

「え?」

俺は手を挙げたまま固まった。

そんな俺の所にが駆け寄って来た。

「ちょっと木兎!あんた何やったの!?」

「え?え??」

「朝練の時からめっちゃの機嫌悪いんだけど!!!!」

「へ?」

「心当たり無いの?」

「ないんだけど・・・」

「はぁ・・・・・・」

目の前で大きな溜息をつかれる。

「そんなに機嫌悪いの?」

「サイアク。練習でも平気でディフェンスに突っ込んでくし。怪我しないか心配」

「えぇーーー!?」

に話を聞こうと近付く前に、反対のドアから出て行ってしまう。

「あ・・・・・・くそっ!」

そして彼女を追いかけたが、ドアを出た所で見失った。

「さすがうちのエース」

「関心してる場合じゃないし!!!」

「胸に手を当てて、さっさと思いだして謝ってよね」

は俺を置いて席に戻った。

俺も教室に戻って席に座って胸に手を当てた。

「木兎?心臓でも痛いのか?」

「いや、胸に手を当てて考えてるところ」

「またを怒らせたのか?」

「身に覚えが無いけど怒ってた」

「ふーん」

「それだけ!?」

「絶対お前が何かしたんだろうからな」

「え?そうなの?」

「自覚ねえのかよ」

「ない」

「・・・・・・」

そして先生が来て話が終わった。

授業中もずっと考えたけど、何も思いつかない。

気が付いたら午後の授業まで終わっていた。


2017/2/21