ハイキュー!!
月島蛍
この首の疲れも悪くない
久しぶりのバレー部の休み。
と言ってもテスト前だからの話だけど。
一緒にテスト勉強をしよう・・・というか、教えて貰おうと彼氏である月島蛍の家に来た。
「前払い授業料貰うから」と言ったそばから腰を抱かれ、ドアの前でキスをされる。
触れ合うだけかと思えば、入り込んでくる熱い舌が口腔内を暴れまわる。
「ま、まって・・・」
一生懸命彼の胸を押すけれど「何?嫌なの?」と冷たく見下ろされた。
「そうじゃなくて!」
「じゃあ、何?」
「首が痛いの!」
「は?そんなの俺も同じだし。というか、が早く成長しなよ」
「いや、高校2年にもなって伸びないから」
「俺は伸びてるけど?」
「男と女じゃ違うの!」
「そんなのどうでも・・・ああ、わかった」
「理解してくれて・・・え?」
膝裏に手が入り込み、体が浮き上がる。
(お姫様抱っこだ~)
とか思っていたら視界が変わり、背中とベッドがこんにちは。
「あの~」
「から誘われて断るワケにはいかないよね」
「は?」
「勉強が終わってからって思ってたけど・・・まあ、いいか」
「何が?」
「この体勢なら身長差も無いからキスしやすいよね」
まあ、挿れてる時は結局身長差あるけどとか言ってたのは聞かなかった事にする。
「いや、ちょっ、勉強!」
「それじゃあ、先に保健体育の勉強しようか」
いつも意地悪な蛍の手や唇が優しいから素直に従ってしまうんだ。
2016/12/08