ハイキュー!!

及川徹

愛を囁くエゴイスト(利己主義者)

@女生徒A&Bその他

「やっぱり~イケメンな所!」

「サーブ打つときの真剣な顔が素敵過ぎる!!」

「たくさん話してくれるし、快く写真も撮ってくれるし」

「お菓子もその場で食べて乾燥くれるよね」

「「「「そうそう!」」」」




*質問2 及川徹の魅力って?

「バレーしてる時と、そうじゃない時のギャップ?」

「アレ、マジヤバイよね~」

「他の男がシーラカンスに見える」

「シーラカンスって?」

「えー?化石?みたいな」

「「「「あははは!言えてるー!」」」」




*質問3 及川徹に一言

「応援してます!」

「頑張って!」

「素敵なままでいてください!」

「できれば彼女になりたいです!」

「ちょっと、それズルくない?」

「私もなりたーい!」



私の目の前に座るのは岩泉で、その隣に及川がいる。

学校新聞に掲載された記事を差し出し、私に回答しろと待っている。

「1、アホな人」

「違いねえ」

「ちょっと!それって酷くない!?」

「2、岩泉にツッコミ入れられまくってるヘタレ男」

「あはははは!サイコー!」

「ちょっとさん?僕って貴方の彼氏デスヨネ?」

「ん?そうだけど?」

「それって彼氏に対する言葉なのかな!?」

「黙れ、ゲス川」

「岩ちゃん!?親友の大ピンチなのよ!?」

「3、今のままで良いんじゃない?」

「お前の男がクソ川で良いのか?」

「岩ちゃん、それフォローになってないし・・・うんこにしてって言ったじゃん!!」

「フォローじゃねえよ」

「徹、ツッコミ入れるの、そこじゃないし」

「えっ!?」

「というか、マジでどうなんだよ」

「どうって言われても・・・。今の徹だから付き合ってるし」

ちゃん・・・」

「ヘタレのままで良いのか?」

「岩ちゃん!」

「えー・・・だって徹だよ?いつもすまし顔で何でも出来ちゃったら徹じゃないし」

「それって褒めてる?貶してる?」

「バカで良いのか」

「徹はバカじゃないよ。ここ(青葉城西)受かってるし。アホなだけで」

「もしもーし」

「ああ、なるほどな・・・」

「影山君に頭下げられて一緒に写真撮って甥っ子くんに迷惑掛けちゃうし、洋室の部屋にベッドってイメージだけど実は畳で万年床みたいに布団敷きっぱなしなのが徹で、しっかりしたら別れるわ」

「お前・・・変だぞ」

「じゃなかったら徹と付き合ってない」

「納得」

「そこの二人!イエローカードだよ!!!」

「はいはい。じゃあ、岩泉。また明日。徹、行くよ?」

「気を付けて帰れよ~」

「ほら、いくよ、徹」
「バイバイ、岩ちゃん」

しょぼくれた徹の腕を掴んで下駄箱に向かう。

下の方の段に収まる靴を取ろうと徹の上体が下がる。

そんな彼の頬にキスをする。

勢いよく上体が戻り、真っ赤になって頬を押さえる。

「ちょっ!?」

彼のネクタイを引っ張り、耳元で囁く。

「大好き」

「わーーー!!!!!」

両手で顔を挟み込む徹が面白い。

彼から離れ、靴に履き替える。

「それで?これからどうするの?」

「家に帰ってイチャイチャしたいです!!!!というワケで、レッツゴー!」

手を繋がれて歩く。

ウキウキした感じの徹が可愛くて仕方ない。

私は笑いながら徹の後に続いた。


2016/12/2